PDFは「Portable Document Format (ポータブルドキュメントフォーマット)」の略です。これは、文書の交換を容易にする目的で、Adobe Systems Inc.によって開発されたフォーマットです。PDFファイルは、デバイスや解像度と一切関係なく、あらゆるオペレーティングシステム (Windows、Mac OS、Linux、iOS、Androidなど) でも開くことができるフォーマットです。 PDFファイルは、主に、保管目的で使用されます。PDFファイルのコンテンツは (簡単には) 編集できません。

Readirisでは、4種類のPDFファイルを作成できます。
PDF画像-テキスト。最も一般的に使用されるファイルタイプです。これには、 認識されたテキストのレイヤーと、そのテキストの上に配置される画像化された元の文書のレイヤーが含まれます。こうすることにより、認識されたテキストにアクセスできると同時に、画像化された元の文書を見ることができるようになっています。
注意: テキストは画像に覆われているため、認識ミスを視覚的に確認することはできません。
PDFテキスト-画像。このファイルタイプは、PDF 画像-テキストの逆です。これは、画像化された元の文書が背景に埋め込まれ、認識されたテキストがその画像の上に配置されます。
注意: このフォーマットでは、認識ミスがはっきりとわかります。
PDFテキスト。このファイルタイプには、認識されたテキストは含まれますが、画像化された元の文書は含まれません。PDFファイルには、元の文書に含まれるすべての画像はグラフィックとして含まれます。
PDF画像。このファイルタイプを選択すると、Readirisは文書に対してテキスト認識を実行しません。PDFファイルはテキスト検索可能なファイルではなく、画像化された元の文書のみを含みます。
長期間のアーカイブに適したPDFファイルを作成します。
[フォントを埋め込む] オプションを使用すると、PDFファイルには、元の文書に含まれていたフォントが埋め込まれ (含まれ) ます。これにより、他のユーザーが文書をコンピュータで開いたときに、文書に使用されている特定のフォントがそのコンピュータにインストールされていない場合でも、元のフォントで表示することができます。
フォントを埋め込むと、出力文書のファイルサイズが大きくなります。
ブックマークは、PDF文書内に存在するリンクの一種であり、リンク先のセクションに関する情報が含まれます。ブックマークは、PDF文書の構造を記述するものです。これは、[ナビゲーション] ペインの [ブックマーク] パネルでグループ化されています。
Readirisでは、[ブックマークの作成] オプションによって、PDFファイル内にある各テキストゾーン、画像ゾーン、および表ゾーンのブックマークが作成されます。
このオプションは、WebサーバーからPDF文書を1ページずつダウンロードされるように再構成します。このオプションは、クラウドに送信した文書にアクセスする際に便利です。
Readirisでは、iHQCを使用して、PDF文書を超圧縮することもできます。iHQCはintelligent High-Quality Compression (インテリジェント高品質圧縮) の略で、I.R.I.S. 独自の効率性の高い圧縮技術です。MP3が音楽、DivXが映画の圧縮技術であるのと同じように、iHQCは画像圧縮の技術です。
iHQCは画像-テキストとPDF画像で利用できます。
圧縮タイプを選択します。
(Readiris ProおよびCorporate)
良質 - 最良の互換性: ウェーブレット圧縮 (JPEG2000) と記号圧縮 (JBIG2) は使用されません。
良好な圧縮 - 最良の互換性: 前のオプションと同じですが、背景と前景の画像の圧縮因子が大きくなります。
(Readiris Corporateのみ)
より良い圧縮 - 良好な互換性: 記号圧縮 (JBIG2) は使用されますが、ウェーブレット圧縮 (JPEG2000) は使用されません。
より良い圧縮 - 良質: 中程度の圧縮因子で、記号圧縮とウェーブレット圧縮が使用されます。
最良の圧縮 : さらに高い圧縮因子で、記号圧縮とウェーブレット圧縮が使用されます。
カスタム: 記号圧縮、ウェーブレット圧縮、および圧縮因子の使用を自由に設定できます。

(このセクションはReadiris Corporateのみに適用されます)
Readirisで作成されたPDF文書をパスワードで保護することができます。文書を開くためのパスワードと文書の変更を制限するパスワードを設定できます。
文書を開くパスワードを設定した場合、出力されたPDFを開くときにそのパスワードの入力を求められます。
許可パスワードを設定した場合は、セキュリティ設定で指定された操作のみを実行することができます。これらの設定を変更する場合は、許可パスワードを入する必要があります。
Readirisのセキュリティ設定は、Adobe Acrobatが提供する標準的な保護機能に類似しています。
Readirisでは、文書を開くパスワードと許可パスワードは異なるものである必要があります。

(このセクションはReadiris Corporateのみに適用されます)
Readirisで作成されたPDF文書にデジタル署名を追加することができます。デジタル署名により、PDF文書を作成した人が識別されます。 つまり、電子署名は作成者の身元を証明し、文書を認証し、PDF文書に意図しない変更が加えられるのを防止します。
注意: Readirisでデジタル署名を生成することはできません。Readirisで署名付きの文書を作成するには、デジタル証明書を用意しておく必要があります。デジタル証明書は、Adobe AcrobatやKeychain Accessの証明書アシスタントを使って作成するか、VeriSignなどの会社から取得できます。
デジタル署名付きの文書を生成するには、次の操作を行います。
[署名] タブをクリックし、署名オプションにアクセスします。
[デジタルIDで署名する] を選択して、選択する証明書を参照します。
[OK] をクリックします。
デジタル署名は、次回のPDFエクスポート以降で含められます。

ヒント: ドロップダウンリストにIDが表示されない場合は、有効な証明書 (デジタルID) とそれに関連付けられた秘密キーがKeychain Accessで利用できることを確認してください。
証明書に関する詳細は、Adobeのドキュメンテーションを参照してください。
デジタル署名を使用すると、Adobe Acrobat Reader DCの [署名] パネルに表示されます。