文書の画質によって、認識の結果が大きく左右されます。質の悪い文書をスキャンすると、Readirisは正しく認識することができません。
その理由は、Readirisでは、テキストの文字の写真が、実際のテキストの文字に変換されるからです。文書が暗すぎると、文字が隣の文字と一体化して黒い点になってしまいます。文書が明るすぎると、文字がくずれてしまっています。その結果、Readirisは文字を認識することができなくなります。
例1:テキストが暗すぎる
この例では、文字中の白い部分が黒くなって、文字が不明瞭になります。a、e、oなどの各文字は、完全にぼやけてしまいます。

例2:テキストが明るすぎる
この例では、テキストの文字間の隙間が広がって、形状が不完全になります。

認識結果の改善方法:
スキャナの設定を確認して、文書が、 300 dpiの解像度のカラーでスキャンされることを確認してください。
その設定になっていない場合には、設定を修正して文書をもう一度スキャンします。
次に、画像調整オプションにアクセスします。
[画像とレイアウトの編集] ツールバーで [調整] アイコンをクリックします。
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出荷時の設定では、このオプションが選択されています。これは、強度の差をスムージングして、テキストと背景の間のコントラストを大きくします。カラー背景からテキストを分離するには、スムージングしか方法がない場合も時々あります。
このオプションで、不要なディザリング (ノイズ) が、白黒画像から削除されます。
スライダーを動かすと、文書の輝度が増減できます。
2値化画像の結果が直ちに表示されます。結果に満足できない場合は、[元に戻す] ボタンを使用して元の設定に戻します。
例1:画像が暗すぎる
下の画像は暗すぎるので、単に真っ黒な画像になっています。認識できるようなテキストはありません。
この場合、テキストを表示させるには、画像を明るくする必要があります。
例2:画像が明るすぎる
下の画像は明るすぎるので、テキストの文字がくずれてしまっています。テキストはほとんど読めません。
この場合、満足のいく結果を得るために、画像を暗くする必要があります。
スライダーを動かすと、テキストと背景の間のコントラストが増減できます。
2値化画像の結果が直ちに表示されます。結果に満足できない場合は、[元に戻す] ボタンを使用して元の設定に戻します。
例
下の画像ではテキストの文字がくずれてしまっています。
この場合、満足のいく結果を得るために、コントラストを大きくする必要があります。
文書にたくさんの「ノイズ」 (低画質の文書をスキャンした場合やスキャナの設定が不適切な場合に発生する、小さな黒いしみ) がある場合があります。
この小さな黒いしみを除去するには、[斑点状ノイズの除去] スライダーを使用します。スライダーを右に動かすほど、大きな斑点状のノイズが除去されるようになります。
2値化画像の結果が直ちに表示されます。結果に満足できない場合は、[元に戻す] ボタンを使用して元の設定に戻します。
Readirisで、垂直および水平の線を削除できるようになりました。これで、テキストの認識が改善されます。
出力文書から線は削除されません。単に、認識を行う前に線が取り除かれるだけです。
縦線を削除するには:
[縦線を削除] を選択します。
3つのパラメータに値を入力するには:
最小長: 削除する線の最小長 (単位はピクセル) です。
最大厚み: 削除する線の最大厚み: (単位はピクセル) です。
最大隙間: 線がくずれている、破線している場合、終了する際の最大隙間 (単位はピクセル) です。
横線を削除するには:
[横線を削除] を選択します。
同じパラメータが利用できます。

画質調整が終わったら、[X] をクリックします。
重要:[画像調整] は2値化画像のみに適用されます。適用されると、再び元の画像が表示されます。